職場の違和感を整理したい方へ

職場のハラスメント
10種類とは?

パワハラ・セクハラ・モラハラの違いと「指導との境界」を、具体例から整理します。
「これってパワハラ?」と思ったときが、整理のはじまりです。

  • 最終更新:2026年6月
  • 約6分で読めます
  • 公的情報を参考に作成

Overview

このページで
整理できること

読み物として終わらせず、自分の状況を相談できる形に近づけるためのページです。

  • ハラスメントか判断するときの見方
  • パワハラ・モラハラ・セクハラの違い
  • 職場で起こりやすい具体例
  • 相談前に整理しておくべき証拠と記録

First principle

分類より、
状況整理が先。

「パワハラか、モラハラか」を最初に決めようとすると、判断がブレます。まずは起きたことを分解し、相談先に伝わる状態にすることが優先です。

事実言われた内容、された行為、日時、相手、場所を分ける。
継続性一度きりか、何度も続いているか。頻度と期間を見る。
影響体調、出勤、評価、業務への影響が出ているかを確認する。

Judge

判断するときの
3つの視点

ハラスメントかどうかは、言葉の強さだけでは決まりません。業務上の必要性、継続性、受けた影響をセットで見る必要があります。

1

業務上必要な範囲か

指導や注意でも、人格否定・威圧・侮辱が含まれる場合は、必要な範囲を超えている可能性があります。

2

繰り返し起きているか

単発の発言だけでなく、頻度・期間・相手との関係性を整理すると、問題の輪郭が見えます。

3

心身や仕事に影響があるか

眠れない、出勤がつらい、業務に支障が出るなど、具体的な影響は重要な判断材料になります。

自分のケースが当てはまるか不安な場合

ハラスメント名を無理に決める必要はありません。起きたこと・頻度・相手・影響を先に整理しましょう。

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Types

職場で起こりやすい
ハラスメント

まず確認すべき主要3種を先に表示しています。その他のハラスメントは、必要なものだけ開いて確認できます。

Power

パワーハラスメント

立場や権力を背景に、必要な範囲を超えて苦痛を与える行為。

よくある例

  • 人格否定される
  • 大勢の前で怒鳴られる
  • 達成不可能な仕事を押し付けられる
判断ポイント:厳しい指導かどうかではなく、業務必要性・人格否定・継続性を見る。
Moral

モラルハラスメント

無視・嫌味・支配的な言動など、精神的に追い詰める行為。

よくある例

  • 挨拶や連絡を無視される
  • 陰口や嘲笑が続く
  • 失敗を執拗に責められる
判断ポイント:一つひとつが小さくても、継続して孤立や不安を生むかを見る。
Sexual

セクシュアルハラスメント

性的な言動により、不快感や不利益を与える行為。

よくある例

  • 性的な冗談や質問をされる
  • 身体・恋愛・結婚について触れられる
  • 拒否したことで不利益を受ける
判断ポイント:相手の意図より、受け手が不快・不利益を受けた事実を整理する。
マタニティハラスメント
妊娠・出産・育休取得などを理由に、嫌がらせや不利益な扱いを受けることです。配置転換、降格、退職圧力、嫌味などが含まれます。
ケアハラスメント
介護や看護を理由に、休暇取得を妨げられたり、嫌味を言われたり、不利益な扱いを受けることです。
ジェンダーハラスメント
性別役割への決めつけによって、仕事や評価、発言機会に不当な影響が出ることです。「男なら」「女だから」といった発言も該当し得ます。
カスタマーハラスメント
顧客や取引先からの過剰な要求、暴言、脅迫、長時間拘束などにより、就業環境が害される状態です。
リモートハラスメント
オンライン会議やチャット、在宅勤務環境に対する過度な監視・私生活への干渉・即レス強要などが問題になるケースです。

Difficult cases

判断が難しいケース

「指導」「冗談」「期待」と言われても、受けた側の負担が積み上がっているケースがあります。迷いやすい論点を整理します。

指導との違い業務必要性

注意の内容ではなく、伝え方と頻度を見る

ミスの指摘自体は業務上必要でも、人格否定や長時間の叱責、大勢の前での晒し上げが続くなら問題化しやすくなります。

冗談との違い受け手の不快感

相手が冗談と言っても、影響は消えない

「冗談だから」で済まされるかではなく、同じ発言が繰り返されているか、仕事や人間関係に不利益が出ているかを見ます。

先にやること

  • 日時・相手・内容をメモする
  • スクショやメールを保存する
  • 体調や仕事への影響も記録する
  • 相談先に見せる順番で整理する

やらない方がいいこと

  • 証拠を消してしまう
  • 勢いだけで相手に詰め寄る
  • 一人で結論を出し切ろうとする
  • 退職だけを唯一の選択肢にする

Preparation

相談前に
整理すること

相談先に行く前に、事実をこの5項目で整理しておくと、説明がブレにくくなります。

  1. 1
    いつ起きたか日付、時間帯、期間、頻度を記録する。
  2. 2
    誰から受けたか相手の立場、関係性、同席者の有無を残す。
  3. 3
    何をされたか発言や行為を、できるだけ具体的に書く。
  4. 4
    どんな影響が出たか体調、勤務、評価、人間関係への影響を分ける。
  5. 5
    証拠があるかメール、チャット、録音、診断書、勤怠記録などを確認する。

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Support

相談先の選び方

すぐに専門家へ行く前に、目的に合う相談先を選ぶことが重要です。緊急性が高い場合は、医療機関や公的窓口も検討してください。

社内窓口

社内で解決したい、配置変更や事実確認を求めたい場合。

労働局

職場トラブルについて公的な相談先に確認したい場合。

弁護士

損害賠償、退職交渉、法的対応を検討する場合。

医療機関

眠れない、出勤できないなど心身の影響が強い場合。

退職支援

辞める前提で、証拠や手続きの整理が必要な場合。

※ 掲載している支援先情報は一般的な案内です。個別の状況については各機関に直接ご確認ください。

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FAQ

よくある質問

ハラスメントかどうか、自分で判断できません。
最初から名称を決める必要はありません。起きた事実、頻度、相手、影響、証拠の有無を整理すると、相談先にも説明しやすくなります。
証拠が少なくても相談できますか?
相談自体は可能です。ただし、日時や発言内容、チャット履歴などを整理しておくと、状況をより正確に伝えられます。
ムリカモは法的なアドバイスをしますか?
ムリカモは法的判断そのものではなく、相談前の状況整理と証拠整理を支援するサービスです。法的判断が必要な場合は専門家への相談を検討してください。